FXのミラートレードで最適なプログラムを選ぶ4つの方法と稼ぎ方

FXのミラートレードで最適なプログラムを選ぶ4つの方法と稼ぎ方

ミラートレードとは、他人が作ったプログラムを利用する自動売買で、初心者でもプロ並みの運用ができるのが人気を呼んでいます。

しかし実は、必ずしも利益が出せるとは限らないんですね。

そこでこの記事では、ミラートレードの仕組みを解説するとともに、稼げるプログラムの選び方をお伝えします。

FXのミラートレードってどんなプログラムなの?

ミラートレードは、鏡に映したように、他人の売買条件と同じ条件でFXができる仕組みです。

ストラテジー選択型の自動売買の一種で、自分でプログラムを組んだり売買条件を設定するのではなく、既存のプログラムを利用するタイプです。

プロの取引を簡単に真似できるので、自動売買が初めての人に人気があります。

FXのミラートレードは違法?

ミラートレードは合法です。

なぜなら、国内のFX会社が提供するミラートレードは法律で定められた厳しい基準をクリアしているからです。

ただし、海外のFX会社が提供するミラートレードは規制がなく、詐欺のプログラムが多いので気をつけてください。
※もちろん全てが詐欺だとは限りません。

ミラートレードの2つのメリット

ミラートレードには次のようなメリットがあります。

  1. 初心者でもプロ並みの取引ができる
  2. チャートを離れても自動で取引できる

それぞれのメリット詳しく解説しましょう。

1.初心者でもプロ並みの取引ができる

FXや自動売買が初めてでも経験豊富なプロが作った売買条件で取引できます。

「安く買って高く売る」あるいは「高く売って安く買い戻す」という基本は判っていても、初心者はタイミングや相場の優位性の判断が難しいですよね。

経験が浅いと相場の動きに振り回されて思うように利益を出せなかったり、損失を出すケースが多いでしょう。

ミラートレードを使えば、優位性の高いポイントで淡々とエントリー・決済を繰り返して利益を出せるんです。

2.チャートを離れても自動で取引できる

2つ目のメリットは、チャートを離れても自動的に取引できる点です。

仕事や家事で忙しい人でもFXができるのが魅力です。

ミラートレードのデメリット2つ

ミラートレードは万能ではなくデメリットもあります。

  1. すべてのプログラムが儲かるとは限らない
  2. 自身のFXスキルが伸びない

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

1.すべてのプログラムが儲かるとは限らない

プログラムによっては利益がまったく出ず損失が出るケースもあります。

経験豊富なトレーダーが作ったプログラムでも、相場とプログラムの相性が合わなければ稼げないんですね。

プロが作ったものでも過信しないよう注意してください。

2.自身のFXスキルが伸びない

ミラートレードに頼りすぎると自身のFXスキルが伸びません。

相場に合うプログラムを選んで動かすにはテクニカル分析を勉強しましょう。

稼げるミラートレードプログラムの選び方4つ

「ミラートレードはたくさんプログラムがあるから選び方が判らない!」とお悩みの方に、参考となる4つのポイントをお伝えします。

  1. フォワードテストの結果が右上がり
  2. 最大ドローダウンが小さい
  3. ツールが使いやすい
  4. 取引コストが安い

言葉が判らなくても、ひとつずつ詳しく解説するので大丈夫です。

1.フォワードテストの結果が右上がり

フォワードテストは実際の相場でプログラムを動かした時の結果を示します。

まさに「今」の相場で稼げるかどうかが判るので、結果の信頼性が高いんですね。

バックテストは過去の為替データにプログラムを当てはめた結果なので、都合の良いデータが表示されているおそれがあります。

2.最大ドローダウンが小さい

資金を大きく減らさないために、最大ドローダウンが30%以下のプログラムを選びましょう。

最大ドローダウンとは、そのプログラムで最も損失が出た時に資金がどれくらい減るかを示します。

例えば、証拠金80万円で最大ドローダウンが40%のプログラムは、最大で80万円×40%=32万円の損失が出る可能性があります。

3.ツールが使いやすい

ツールの使いやすさも大切です。

理由はツールが使いにくいと操作にストレスを感じて取引判断に悪影響を及ぼしたり、誤操作・誤発注で想定外の損失につながるからです。

ネットの口コミを参考にしつつ、デモトレードを利用して自分にとって使いやすいかどうかを確かめるといいですね。

4.取引コストが安い

取引コストが安ければ利益を確保しやすくなります。

というのも、ミラートレード(自動売買)は裁量取引と比べて数倍のコストがかかるからです。

例えば、米ドル円の通貨ペアのスプレッドを見ると、裁量取引では0.2〜0.3銭ですが、ミラートレードは2.5〜3.6銭もかかるんです。

1日1回1,000通貨取引した場合、1年間で最大8,160円のスプレッドの差が出る計算です。

取引回数や取引量が増えると、この差はますます大きくなります。

ミラートレードのプログラムを使う時のコツ3つ

ミラートレードで稼ぐには以下3つのコツを実践しましょう。

  1. 相場分析を身につける
  2. こまめに運用成績をチェックする
  3. 少額取引でコツコツ稼ぐ

それぞれのコツを詳しくお伝えします。

1.相場分析を身につける

ひとつ目のコツは、相場のトレンドを判断できるようになることです。

なぜなら、ミラートレードのプログラムはトレンドに沿って利益を出す「トレンド系」と、レンジ相場で利益を出す「レンジ系」に分かれるからです。

相場の種類とプログラムのタイプがかみ合わなければ利益が出しにくくなります。

まずはローソク足チャートの読み方から勉強して、移動平均線、MACD、一目均衡表、ボリンジャーバンドなどを身につけるといいでしょう。

2.こまめに運用成績をチェックする

プログラムの運用結果を週に一度は確認してください。

理由は、長期間放置すると相場のトレンドが変わって利益を出しにくくなるからです。

運用結果が良くない場合は、プログラムを一時的に停止するか別のプログラムに変更しましょう。

ただし、プログラムの変更を頻繁に行うと、相場から離れていても自動的にFXができるというミラートレードのメリットが損なわれるので注意が必要です。

3.少額取引でコツコツ稼ぐ

プログラムの取引量を確認して、自分の資金に対してハイレバレッジの取引をしないのがコツです。

大損のリスクを抑えて安定して稼ぐにはレバレッジ5倍以下をおすすめします。

レバレッジ5倍になるポジション量は以下の計算式で求められます。

レバレッジが5倍になるポジション量=証拠金×5倍÷為替レート

ミラートレードのプログラムに関する注意点3つ

ミラートレードで稼ぐコツと合わせて注意点も押さえておきましょう。

  1. 無理にプログラムを動かさない
  2. 詐欺ツールに気をつける
  3. 短期で稼ごうとしない

どのプログラムでも常に稼げるわけではないので気をつけてください。

1.無理にプログラムを動かさない

相場の状況が判断できない時はプログラムを停止して、資金を温存しましょう。

無理にプログラムを動かしても損失を出したり、利益を出しにくいからです。

1日の中でも東京市場はレンジ相場、ロンドン市場とニューヨーク市場はトレンド相場になりやすいと言われていますし、2〜3日待てば値動きが変化するケースが多いので、焦る必要はありません。

2.詐欺ツールに気をつける

プログラムの中には、でたらめの条件設定やバックテストやフォワードテストの結果が改ざんされたものがあります。

特に高額な有料ツールは詐欺の可能性も高いので購入はよく検討しましょう。

無料のプログラムでも相場の状況に応じて使い分ければ十分稼げます。

3.短期で稼ごうとしない

ミラートレード(自動売買)は短期で大きく稼ぐには向いていません。

理由は決まった利確・損切り幅で小さな利益を重ねる仕組みだからです。

相場の大きな動きに乗ってたくさん稼ぎたい人は裁量取引をおすすめします。

まとめ

上記で紹介した「稼げるミラートレードの選び方とコツ」を実践すると、今後はプログラムの選定で悩まずに済み、ミラートレードを使ってコツコツ稼げるようになります。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

  • ミラートレードは既存プログラムを選択して稼ぐ自動売買の一種
  • 初心者でもプロ並みの運用ができるのが魅力
  • ミラートレードは利益が保証されたものではないので注意しよう

この記事で紹介したメリット・デメリットを踏まえて、ミラートレードを使うか検討しましょう。

相場の状況に合わせて使い分ける方法を身につければ、長期で安定して稼げるようになります。